NSF、AIFNとの提携とGMPシンポジウムを通じ、日本のサプリメント業界との連携を強化
NSFは2026年7月15日から16日にかけて、一般社団法人国際栄養食品協会(AIFN)との覚書(MoU)の締結と「AIFN GMPシンポジウム2026」への参加という2つの重要な活動を通じ、日本の栄養・ウェルネスおよびサプリメント分野との連携を拡大しました。

これらの活動を通じて、NSFは主要な業界団体との関係を強化し、国際的なサプリメントGMPへの理解促進に貢献するとともに、規制当局、製造事業者、業界関係者との対話の機会を創出しました。
シンポジウムには、行政機関、業界団体、サプリメントメーカー、ブランドオーナー、コンサルタント、小売事業者、メディアなど、幅広い関係者から約200名が参加しました。議論では、日本におけるGMP制度の動向と、国内の品質管理システムを国際的な要求事項に整合させる重要性に焦点が当てられました。
日本におけるGMPの今後を支援
日本では、天然抽出物等を原材料とする錠剤、カプセル剤等の機能性表示食品を対象としたGMPに基づく製造管理要件が、2026年9月1日に完全施行されます。これは、メーカーが品質管理体制を強化し、国際的なベストプラクティスを検討する重要な契機となります。
完全施行に向けた準備が進む中、多くの企業が、国際的なGMP要求事項、第三者認証プログラム、規制との整合に関して、より明確で実務的な情報を求めています。こうした動向は、NSFが技術的専門知識を提供し、業界教育を支援するとともに、関係者によるグローバルなサプリメントGMPへの理解を深める機会となっています。
また、今回の活動を通じ、日本がNSFのNutrition and Wellnessサービスにとって引き続き戦略的に重要な市場であることが改めて確認されました。日本のメーカーの多くは国内市場を主な対象としており、国際認証の導入はまだ段階的ですが、品質システムの高度化、輸出への対応、規制との整合に対する関心は着実に高まっています。

AIFNとのMoU署名式を実施
7月15日、NSFとAIFNは、東京のAIFN本部において覚書(MoU)を締結しました。
本覚書により、GMP、品質保証、国際規格、日本の栄養・サプリメント産業のグローバル展開などの分野における、今後の協力の枠組みが整備されました。このパートナーシップは、情報交換、教育活動、将来の共同企画を支援することを目的としています。
調印式に続き、NSFは日本の主要な健康食品・サプリメントメーカーの代表者と意見交換を行い、業界が直面する課題や国際的なGMP認証に対する考え方について議論しました。
意見交換では、国際認証の導入に影響を与える要因として、多くのメーカーが国内市場を重視していること、認証範囲に関する疑問、原材料の同定試験要件、導入コスト、認証プログラムと規制当局による査察との関係などが挙げられました。
この意見交換を通じて貴重な市場知見が得られるとともに、GMPの実践、サプライヤー適格性評価、分析証明書(COA)プログラム、同定試験、リスクベースの品質管理に関する実務的な教育の重要性が改めて確認されました。

AIFN GMPシンポジウムで業界との対話を促進
7月16日、NSFはAIFNが主催した「AIFN GMPシンポジウム2026」に参加しました。
消費者庁食品表示課の担当者からは、実施状況、対象となる製品、現在の業界動向など、日本における今後のGMP要件について説明がありました。
NSFからは、NSF Koreaのホジン・ジョンとNSF Japanの髙橋佑輔が登壇し、21 CFR Part 111、NSF/ANSI 455-2、NSF Contents Certified、NSF Certified for Sport®など、ダイエタリーサプリメントに関する国際的な規制・認証の枠組みを解説しました。また、日本のGMP実務と国際的な要求事項の共通点および相違点についても紹介しました。
パネルディスカッションでは、制度導入上の課題、業界の準備状況、日本のGMP制度とグローバルなGMP枠組みとのさらなる調和に向けた可能性について議論しました。NSFは、多くの日本メーカーがすでに確立されたGMPシステムの下で操業しており、主な相違は文書化、適用範囲、証拠の要求水準、独立した第三者検証のあり方に見られることを説明しました。
関係強化と今後の展開
今回の一連の活動は、NSFと日本の栄養・サプリメント業界との連携を強化し、新たな協業機会を生み出すものとなりました。AIFNとの覚書(MoU)の締結とGMPシンポジウムへの参加を通じて、NSFはNSF/ANSI 455-2の認知向上を図り、市場ニーズに関する貴重な知見を得るとともに、製造事業者、規制当局、業界リーダーとの対話を拡大しました。
日本が新たなGMP要件への対応を進め、国際基準との整合をさらに高めていく中で、今回の議論は、継続的な教育、技術支援、関係構築の重要性を改めて示しました。また、認証にとどまらず、輸出拡大、サプライヤー管理・保証、技術研修、品質システム構築などの分野にも今後の機会があることが確認されました。
両イベントの成功は、NSF Japanによる日本市場での積極的な取り組みを示すものです。これらの活動を通じて、NSFは、変化を続ける日本の栄養・ウェルネス分野における信頼できる技術パートナーとしての基盤をさらに強化しました。
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