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NSF、オークニー諸島のカニ漁業に世界初の「コミュニティ・キャッチ」認証を授与

小規模漁業の持続可能性と社会的責任において、新たな基準を打ち立てる画期的な認証

英国オックスフォード、2026年7月13日 ― 人々の健康を守り向上させることに尽力する世界有数の第三者認証・試験機関であるNSFは本日、オークニー・クラブ(Orkney Crab)が小規模漁業向け規格「コミュニティ・キャッチ(Community Catch)」の認証を取得した世界初の漁業事業者となったことを発表した。

本認証は、オークニー・クラブによる責任ある漁業慣行、環境保全への取り組み、および社会的責任に関するコンプライアンス体制を評価するものであり、信頼性の高い第三者認証の取得を目指す小規模漁業にとって重要な節目となるものである。

国連食糧農業機関(FAO)によると、小規模漁業は世界の漁獲量の約40%を担い、世界の漁業従事者の90%以上を雇用している。しかしながら、多くの小規模漁業は、認証取得に伴う費用や手続きの複雑さを理由として認証取得の障壁に直面している。コミュニティ・キャッチは、地域に根ざした漁業事業者の運営実態や限られた経営資源を考慮した実践的な枠組みを提供することで、こうした課題の解決を目的として開発された。

コミュニティ・キャッチは、漁業が環境保全、労働者の権利に関するデューデリジェンス、安全衛生、および社会的責任に関する包括的な基準に基づいて運営されていることを、独立した第三者機関が検証する認証制度である。本フレームワークには、FAOの「責任ある漁業のための行動規範(Code of Conduct for Responsible Fisheries)」、グローバル・サステナブル・シーフード・イニシアチブ(GSSI)、および国際労働機関(ILO)の指針に基づく要求事項が組み込まれており、環境面の持続可能性と社会的責任の双方について厳格な評価が行われる。

NSF食品生産部門テクニカルマネージャーのジェマ・キレス=バディア博士は次のように述べている。

「オークニー・クラブによる今回の認証取得は、NSF、コミュニティ・キャッチ、そして世界中の小規模漁業にとって重要なマイルストーンである。地域密着型の小規模漁業においても、厳格な環境・社会要件を実践的な形で適用できることを示すものであり、責任ある調達を目指すバイヤーに対し、独立した第三者機関によって検証された信頼性の高い保証を提供するとともに、海洋生態系および沿岸地域社会に対して測定可能な利益をもたらすものである。」

オークニー・クラブの漁船団は、主に全長10メートル未満の小型漁船で構成されている。漁業には、生息環境への影響や混獲を最小限に抑えることを目的とした、環境負荷の低い選択的なカゴ漁法(ポット漁法)が採用されている。また、漁獲されるカニのサイズについても、法定最低サイズを約10%上回る基準を維持しており、水産資源の健全性と長期的な持続可能性の確保に努めている。

オークニー・クラブは年間1,500トンを超えるブラウンクラブ(イチョウガニ)を加工しており、地域経済に600万ポンド以上の経済効果をもたらすとともに、オークニー諸島全域の島嶼コミュニティに安定した収入源を提供している。同社の製品は英国の大手小売業者に供給されるほか、欧州およびその他の国際市場にも輸出されている。

NSFの食品、農業、水産養殖および漁業分野における認証・保証サービスの詳細についてはこちらをご覧ください。

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