メインコンテンツへスキップ

NSF、2027年のEU飲料水指令施行に先立ち欧州認定を取得

BELAC(ベルギー認定機関)によるISO/IEC 17065認定の取得により、NSFは既存の試験サービスに認証サービスを加え、2027年1月のEU飲料水指令(DWD)への対応に向けた包括的な支援が可能となりました。

ベルギー、ブリュッセル発– 世界的な公衆衛生・健康関連における認証機関であるNSFは、ベルギー認定機関・BELACから、欧州連合(EU)の改正飲料水指令(EU)2020/2184に基づく適合性評価活動を実施する認定を取得しました。

このISO/IEC 17065認定により、NSFは、2027年1月にEU-MHR認証が開始され指定機関(Notified Body)として指定され次第、新たなフレームワークに基づき製品の認証を行うことが可能となります。

改正飲用水指令(DWD)の第11条に基づき設立されたEU-MHRは、ドイツのUBAガイドラインやフランスのACSなど、各国ごとにばらばらだった承認制度に代わり、 EU加盟国全域で直接適用可能な単一の調和されたフレームワークを導入するものです。

2026年12月31日時点で有効な各国認証を取得している製品は、製品の組成や性能に影響を与える変更がない限り、2032年末まで当該制度に基づき販売を継続することができます。

それ以降は、飲料水の取水、貯蔵、または配水に使用される製品について、EU-MHR認証が欧州市場への唯一の参入要件となりますとなります。

NSF Water部門 副社長 ヴィンセント・ボクス氏は以下のように述べております。

「衛生要件の調和に向けた欧州の動きは、飲料水分野においてここ数十年で最も重要な規制上の転換の一つです」

「ISO/IEC 17025認定済み試験施設に加え、新たにISO/IEC 17065に基づくDWD認定を取得したことで、 NSFは、2027年の期限に向けた準備および2032年までの移行期間を通じて、メーカーを支援する高品質な試験および評価サービスを提供するワンストップソリューションを提供する準備が整っています。」

5年間の移行期間が設けられているとはいえ、これらの変更に備えるメーカーは、製品ポートフォリオや技術文書の更新に向けた厳しいスケジュールに直面しています。規制対応の負担は増大しており、新たな試験手法は多くの国内規格とは異なるため、事態はさらに複雑化しています。新たな試験には、塩素処理水条件下での溶出試験が含まれます。この試験は、材料が時間の経過とともに飲料水へ有害物質を溶出させないことを確認するための試験です。また、 2028年に有効期限が切れる予定のEUポジティブリスト上の物質は600種類以上にのぼり、欧州全体の試験能力が逼迫することも予想されるため、早期の準備が極めて重要となります。NSFの認定と包括的なサービスは、製造業者がこれらの課題に効率的に対応し、リスクを低減しながら市場アクセスを維持および確保する事を支援します。

各認証機関は2027年1月1日以前にはEU-MHR認証書を発行できないため、製造業者が現時点で講じられる実用的な措置は、早期のギャップ分析です。 NSFのEU-MHR事前評価サービスは、正式要件が発効する前にコンプライアンス上のギャップを特定します。また、NSFプロトコル534(P534)は、プレプロダクト(前駆製品)、成分、原材料、中間製品のサプライヤーが要件適合性を実証することを支援し、サプライチェーン全体における下流のリスクを低減します。

NSFのグローバル・ウォーター・プログラムEUおよび英国スキーム担当シニアマネージャー、サマンサ・ダフィー氏は以下のように述べています。

「コンプライアンスへの取り組みを早期に開始することで、要件が厳格化される中で、コストのかかる遅延を防ぎ、市場アクセスを維持・確保することができます」、「NSFは、配合のレビューから試験、適合性評価に至るまでのあらゆる段階においてメーカーを支援することに尽力しています。コンプライアンス戦略への確信を高めることで、2027年1月1日に新たなフレームワークが適用される際に備えられるよう支援いたします。」

NSFのドイツ・レーダ=ヴィーデンブリュックの試験所は、同組織の欧州における水質試験拠点の拡大をさらに推進するものであり、NSF/ANSI/CAN 60および61、UBA、ACS、P534、そして新たにEU DWDの地域内試験を提供しています。

この現地拠点の存在により、メーカーは物流チェーンの短縮や技術的専門知識への迅速なアクセスが可能となります。

NSFがお手伝いできること

事業の成長に向けて、NSFがどのようにお役に立てるかぜひご相談ください。

NSFの最新情報

  • NSF、オークニー諸島のカニ漁業に世界初の「コミュニティ・キャッチ」認証を授与

    7月 13, 2026
    小規模漁業の持続可能性と社会的責任において、新たな基準を打ち立てる画期的な認証
    ストーリーを読む